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病理診断科

病理学とは

「病(やまい)の理(ことわり)」を考える学問です。つまり「何の病気なのか」「何故病気になったのか」「その病気にかかるとどうなるのか」を解明するのが病理医の仕事です。特殊技術や幅広い知識を求められることから動物たち、そしてそのご家族のみなさまのためのみならず獣医師のコンサルタントとしての働きも担っています。

病理診断とは

病理診断の3本柱、(1)細胞診断 (2)組織診断 (3)解剖診断について

細胞診断
犬の肛門周囲腺腫の細胞診像
犬の肛門周囲腺腫の細胞診像

尿・血液・鼻水などの液状物や‘できもの’から細胞を採取し、顕微鏡を使って診断に重要なてがかりになる細胞(例えば癌細胞)を探し出します。診断上の重要性はもちろん簡便性、迅速性、安全性から将来どの動物病院でも必須検査にすべき技術であると考えています。

組織診断
犬の良性乳腺腫瘍の組織像
犬の良性乳腺腫瘍の組織像

細胞診断を経て病気がどのようなものであるかを確実にするために、体の一部や腫瘍から組織を採取し診断するものです。すなわちどのような質あるいは程度の病変か、さらにその予後はどうなのか(例えば腫瘍なのか否か、良性なのか悪性なのかなど)を含め診断いたします。

病理解剖

残念ながらお亡くなりになった動物たちに対してご家族のみなさまとご相談の上、解剖が行われることがあります。解剖の目的としては生前の診断確認、病気の進行具合、治療が適切であったか、そして死因はなんであったかを明らかにします。まさに最終診断であります。

診断医のご紹介
小嶋大亮
小嶋大亮

獣医師、博士(獣医学)、日本獣医病理学専門医(Diplomate JCVP)。北里大学獣医病理学研究室卒業(学部、博士課程)および米国ルイジアナ州立大学Pathobiological Sciences留学(博士研究員)。学術発表歴はこちら

病理医のいる動物病院

診療の質の向上には病理診断の意義は極めて大きいです。なぜなら病理診断は確定診断を行う科であり、正しい診断なくして適切な治療は不可能だからです。いっぽうで病理医は一般社会で広く認識されている医師ではなく、獣医療では病理医のいる病院は大学病院などごく限られた施設のみになります。その背景から当院では、病理診断を元に獣医師内で通称‘山猫の会’なる検討会を通じ、スタッフ全員が正しく病気を理解すること、ご家族のみなさまに診断医が直接説明することを大事にしています。本診断科は当院を選んでいただいたご家族のみなさまや当院のスタッフはもちろん、多くの獣医師の先生方から信頼を得られるように努力を重ね最終診断を担うものとしての責任と自覚を持って日々の業務にあたっております。