小島動物病院AWC院長の小嶋です。PCAPとはPathology Centered Animal Practiceの略語で、‘病理学を中心にした動物の診療’です。ここでは動物の病理学に関わることを記載しています。

なんと一年間、PCAPブログをサボってしまいました。2026年にHPを改定しようと思いたったのですが、このブログをどうしたらいいか分からなくなってしまいました。このHPでの最後のブログになります。
2025年を振り返ってみようと思います。2025年のテーマは‘手を肩より高く大きく広げる’ でした。診療をブラッシュアップした一年で振り返ってみると食事療法やサプリメントを積極的に利用し動物さんに優しい治療が出来た一年だったかと思っています。これが数年たった時に、健康的に家族と過ごせる結果に結びつくと嬉しいです。また44歳になりましたが、なんだかサーフィンがうまくなった気がします。病気やケガもしましたが、充実した一年でした。来年は新しいHPで再スタートしたいと思います。この一年の振り返りと来年の抱負を考えたいと思います。

1月　ＡＩ導入とＪＡＨＡ認定

世の中のAIブームに負けじと当院でも自家製AIを導入してみました。Chat GPTと並行して利用しています。文章になることで飼い主さんも理解しやすいようで診療の補助になります。問題はＡＩの教師データで、これを作るのが大変です。
1月のブログでも紹介しましたが、当院はＪＡＨＡの認定を受けることが出来ました。学術グレード3には、あと一歩というところで、2025年はスタッフのリスキリングを始めました。

２月～3月　朝海スタートと学会参加
今年は2月の中旬に、例年より早く平日の早朝サーフィンのお誘いを受け、2月下旬から復帰しました。冬の真っ暗な海に入っていくのは不安でいっぱいですが、それでも一本でも多く乗れると気持ちよく一日が始まります。新年も2月中の復帰を目指します。

またこの時期は私と恭子先生は学会参加と発表が多くなります。
毎年恒例の鳥類臨床研究会（そ嚢に扁平上皮癌が認められたオカメインコ（Nymphicus hollandicus）の1例）に始まり、皮膚科学会（好酸球貪食能を有した肥満細胞腫の犬の1例.）、締めはＪＣＶＰ（伴侶動物の病理診断におけるダーモスコピー検査の有用性の検討＋病理マン３）という流れでした。

５月　尿管結石になっちまった。

土曜日の診察を終え、ホッと過ごしていたところ、腹痛を感じました。疲れかなと思い、お酒でも飲んで寝ようとしたところ、夜中にかけて痛みが増してきました。救急車を呼ぶ羽目になり、画像検査を受けたところ、尿管結石になっていました。結局、11月までお腹の中で同居生活をすることになりました。脱水は気を付けたいですね。

６～9月　受験、ジム、そして論文
2年続けて不合格であった受験に今年も挑戦しました。今年は3度目の正直で無事合格しました。しかし、この試験は2次試験があります。6月の暑すぎる東京に面接試験に行ってきました。結果は不合格。もう2年、面接試験を受けれるので、なんとか2026年に合格をしたいと思います。また日本海はこの時期、波が無くなります。好きなサーフィンが出来ず、心が弱くなってしまう時期で、意識的に運動をしないと診療の質が落ちてしまいます。そんな中、いつも通っているジムが閉鎖することに・・・・。そこで、スタッフに相談し、看護師の土田君の通っているジムに仲間入りしました。

新しいジムには飼い主さんやスタッフのお友達もいて、楽しく通えています。そういえば、また皮膚科学会で論文を掲載でき、再び表紙を飾ることができました。また頑張ろう！！

10～11月　秋は忙しい。挑戦の秋です。
秋は私にとってサーフィンのハイシーズン。寝ている暇はありません。極力、毎日早起きしなければいけません。なんだか、今年、44歳でサーフィンがうまくなった気がします。頑張って70歳までやりたいな。

また新潟でひふゼミが開催され、オーガナイザーとして、様々な段取りに奔走することになりました。懇親会や講師の先生方のご紹介など・・・。疲れたけど、初めて司会をやることになり、プレゼンと司会は全く違うものだというのが勉強になりました。

病院の変化としては自動精算機の導入とDX認定の取得でした。自動精算機の運用はスタッフの皆に丸投げ状態でしたが、皆の協力でしっかり運用できてありがたいです。DX認定は動物病院業界では全国でも最初ではないかと思います。ここでも資料作成やプレゼンを張り切って行ってきました。なんでも挑戦しないとダメですね。

そして12月。一年の振り返りと新年の抱負
そして今。実質１年半かかったHPの改定が進んでいます。新年には新しいＨＰで、新しい形でＰＣＡＰを発信していきたいと思います。
新年の抱負ですが、2026年は‘自由に改’としようと思います。性格診断のようなものを受けて見たのですが、私は理屈にこだわる傾向があり、主体性が発揮しにくいようです。もちろん診療をしているので、理屈や理論はとても大事ですが、あまり神経質になっても自分を縛ってしまうようで、勝手に苦しくなるようです。もう少し肩の力を抜いて、今できるベストに集中する一年にしてみようと思います。新しいHPでもよろしくお願いします。