小島動物病院AWC院長の小嶋です。PCAPとはPathology Centered Animal Practiceの略語で、‘病理学を中心にした動物の診療’です。ここでは動物の臨床と病理学に関わることを記載しています。が、新年なので、今回はご挨拶が主です。
2023年の振り返り
2023のテーマは’せい’=整、生、聖、静、晴’としました。目的の一つはPCAPのことを誰でも分かるように、簡単に説明することでした。私は、いろいろ空想をしてしまう性格なので、つい説明が回りくどいなってしまうからです。
特にYou tubeでは、指導してもらいながら行いましたが、なかなか上手くいかないものです。今年も諦めず少しずつ増やしてみようと思います。
院内システムでは飼い主さんが困っていることと検査結果がどのように紐づいているのかをより簡潔に連動するために様々な画像・動画・検査管理システムを導入しました。
初めて当院で検査を受けられる飼い主様が、私の背中越しに、‘すごい’と驚かれるのを見て、顔つきを変えないように気を付けていますが、マスク越しで、‘してやったり’という顔をしています。驚いてもらえるのは、最高の喜びです。
個人的な最大の変化は、スマホを本格的に使い始めたことです。まだ電話の受送信はあたふたしていますが、Lineや検索は音声入力するまでに至りました。早々にフリック入力は諦めましたので、音声入力はスピーディーで、他のことをしながらでも出来るので気に入っています。注意点としては、周りからは白い目で見られますので、あまりそういうことが気にならない方にはお勧めです。
2024年はどんな年になるかな?
私の新年の抱負は‘迷ったらやる’ということにしました。
コロナ禍で学会は全てオンラインでしたので、人前で話をすることも少なかったです。今年からはほとんどの会がオフラインになりますので、学会発表を改めて進めていこうと思います。今年は5演題ほど準備していこうと思います。稀にですが、病院を不在にさせていただくことが出ますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。4年間スーツを着る機会が皆無でした。ただお腹のぜい肉は4年間で育ったので、ズボンが入るか心配です。
私は学生頃より研究テーマが炎症反応と腫瘍でした。腫瘍は皮膚がんサポートセンターで行っていますが、炎症については、もっと勉強をしたいと考えてきて、5年前より免疫やアレルギーの認定試験を受けるために準備してきました。昨年は受験資格を満たしたのでチャレンジしたのですが、残念ながら不合格でした。今年こそは合格したいです。頑張ろう。
動物の皮膚がんサポートセンターは、この1月で3年目を迎えました。その間に、世の中の飼い主様がどんなことでお困り、不安なのかも少しずつ理解できるようになりました。飼い主さんのここに来てよかったと私のあなたに会えてよかったを、たくさん集めていきたいです。
病院は今年で45周年を迎えます。
これもひとえに当院を頼ってくださる動物さんたちと飼い主様、そして私を支えてくださるスタッフやサポートしてくださる皆様のおかげです。特に目立ったイベントを行う予定はありませんが、当院の理念である、動物との絆を通じて【幸せを創る】【人を創る】【社会を創る】【明日を創る】を大事にして、診療とマネージメントを行っていこうと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。 小嶋大亮