小島動物病院AWC院長の小嶋です。PCAPとはPathology Centered Animal Practiceの略語で、‘病理学を中心にした動物の診療’です。ここでは動物の病理学に関わることを記載しています。今回は、ちょっと真面目なお話で、当院が認定を受けた件についてご報告いたします。
新潟県で唯一JAHA認定を受けています。
JAHA(公益社団法人日本動物病院協会)は「人と動物の絆(HAB:ヒューマン・アニマル・ボンド)」を尊重し、動物病院を核として地域への社会活動を推進している団体です。 JAHAでは認定病院制度があり、「人と動物の共生社会の実現」というJAHAの理念の下に、誰もが安心して受診できる、誰もが活き活きと働ける、人と動物の幸せのために社会貢献活動に積極的に取り組む動物病院を認定する制度です。
当院では 2024年4月よりスタートしたJAHA認定動物病院制度において、新潟県で唯一「JAHAスタンダード認定」を取得しております。スタンダード認定はJAHAの理念の下で、診療の質や設備・労働環境等において一定の基準を満たし、地域貢献活動に積極的に取り組む病院に対する評価として授けられるものです。
JAHA認定病院制度について
JAHA認定動物病院制度(新) | 病院の質・技術を高めたい | 公益社団法人 日本動物病院協会
更なる成長を目指し、上位認定も受けました。
上位認定の概念図
上位認定は「スタンダード認定」をベースに、上位認定として「学術認定」「社会貢献認定」「ホワイト認定」があります。
学術認定とは学術向上に対する取り組みを評価する認定です。獣医学の継続教育セミナーの受講、学会発表・論文発表等について、積極的に取り組んでいる動物病院を認定します。
当院では「グレード2」を取得いたしました。私達がグレード2を取得できた背景は、今まで積み上げてきた専門診療における認定資格と学術研究の成果によるものです。今後、グレード3になるため、新人獣医師、国家資格化しました愛玩動物看護師および動物看護職の診療に関わるテクニカルスキルの継続教育のレベルを上げ、飼い主様に還元したいと考えています。
ホワイト認定とは従業員が長期にわたり活き活きと働ける環境を整え、働きがいを支える教育制度や人材育成に積極的な動物病院を認定します。
当院では「グレード3」を取得いたしました。私達が日々、理念に基づき、組織改革と人材育成に取り組んでおります。スタッフの社会人・組織人としての教育と、個々の働きがいを大事にするこの活動は、飼い主様の想いに寄り添った診療に重要であると考えているからです。このような活動に加え、2025年はリスクマネジメントを年間取り組みとして実施します。今後、このグレードを維持することで、飼い主様に喜んでいただける診療を行ってまいります。
どうぞ当院を引き続きよろしくお願いします。