小島動物病院AWC エキゾチックアニマル診療科 獣医師の小嶋恭子です。
いよいよ寒い冬がやってきましたね。エキゾチックアニマルは気温の変化にとてもデリケート。
寒さからくる冷えは万病の元でもあります。体調を崩しやすい時期ですので注意しましょう!
ウサギ
かじることが大好きで、冬を越すために家に入れた観葉植物をむしゃむしゃ…。
ポインセチア、ジャスミン、ヒヤシンス、シクラメンなどは中毒のおそれがあります。
寒い日が続くと体調を崩しやすいので保温が必要になりますが、皮膚が薄いので低温やけどには十分注意しましょう。
ハムスター
冬は5℃以下になると冬眠状態になり危険なこともありますので、温度管理に気をつけましょう。
床材はティッシュペーパーやちぎった新聞紙がおすすめです。
綿や布は一見温かそうですが、細かい繊維が指に巻き付いて爪がとれたり、
かじって口に入れた綿が胃の中に詰まったりすることがあるので気をつけましょう。
フェレット
皮下脂肪をたくわえて体重が30~40%増え、寒さには強い方です。
好奇心旺盛なので、こたつなどコードをかじっての感電に気をつけましょう。
冬は犬ジステンパーや人のインフルエンザなどのウイルス感染症や尿石症が多くなります。
予防注射や正しい食事管理で予防しましょう。
小鳥
初めての冬を過ごす若鳥や、老いて体力が落ちている鳥には厳しい季節です。
気温が下がりすぎない程度に保温に気を使いましょう。
熱湯を入れたペットボトルを新聞紙やタオルで包んで作る湯たんぽが便利!ケージに温度計を付けて目で温度を確認できると安心です。