フィラリア症とは?
蚊が媒介する寄生虫感染症です。ミクロフィラリアが存在する感染犬・猫の血液を吸血した蚊が他の犬・猫を吸血することにより感染します。
感染してしまうと・・・
フィラリアが心臓や肺動脈に寄生し、咳が出る、呼吸困難、元気・食欲がなくなる、血尿、腹水などといった症状がみられます。治療をせず、そのまま進行した場合、死にいたります。
ねこちゃんもフィラリアに感染します
ねこちゃんの感染率は、日本全国平均12%という報告があります。(猫フィラリア症予防研究会発表 1997)
12%というと、10頭に1頭が感染していることなります。わかりやすい例えで言うと、左利きの人の割合、初恋が実る確率、ジャニオタの確率、1クラスに3人いる・・・いやいや、よけいにわかりづらい例えになりましたね。
必ず自分が当てはまるわけではないけど、周りをみればいるといった感覚ではないでしょうか。
ねこちゃんがフィラリアに感染して怖いことは、少数のフィラリアでも命に関わるということです!フィラリの寄生で死に至る数を「致死数」、成虫数を「隻」と言いますが、わんちゃんの場合は致死数10隻以上に対して、ねこちゃんは1~2隻と言われています。
フィラリアは予防をすれば、防げる病気です!
フィラリアのお薬は、おやつ感覚の食べるタイプのチュアブルタイプ、液状のスポットタイプや錠剤タイプなどで予防があります。
その動物の性格やライフスタイルによって、使いやすいお薬が異なります。予防薬の選び方でお困りの方は、スタッフまでご相談ください。
予防期間は、蚊が飛び始めた1カ月後~蚊がいなくなった1カ月後です。新潟では、5月から11月が予防期間にあたり、毎月1回のお薬を投与することで、予防ができます。
予防薬を投与する前に検査が必要です
体重に合わない薬量を投与していた、吐き出してしまったことに気づかなかった、投薬のタイミングを間違えていたなど、何らかの理由で万が一、予防薬の効果が発揮されなかった場合、フィラリアに感染してしまうことがあります。そのため、フィラリアの検査が毎年必要です。
今年もフィラリア検査と同時に血液検査を行う「春の健康パック検査」が好評です。6月まで実施しております。