マイクロチップ

マイクロチップは、動物の身分証明

私たちの生活では、携帯電話の申込みや銀行口座開設、さまざまな場面で身分証明が必要です。一般的には、運転免許証や保険証、マイナンバーカードが本人を確認できるものとして通用しています。では、動物の場合どんな場面で、なにが身分証明となるのでしょうか?
迷子や災害、事故などの理由で、飼い主さまとはぐれてしまうわんちゃんねこちゃんが毎年たくさんいます。環境省の統計資料によると、平成28年だけで約11万4千頭が保護され、そのうち本来の家族のもとに帰ることができたわんちゃんは約31%、ねこちゃんでは約0.3%しかいないそうです。万が一のときに備えて、動物の身分証明となるマイクロチップを装着することをおすすめします。

小島動物病院アニマルウェルネスセンター|マイクロチップ

マイクロチップとは、直径1.6㎜、長さ10.9㎜程度の円筒形の電子標識器具で、チップ自体に15ケタの番号が記録されています。このチップを動物の首の後ろの皮下に埋め込みます。チップの番号や飼い主さまと動物の必要な情報を日本獣医師会に登録することにより、確実な身分証明となります。
もし、動物とはぐれてしまった場合、動物保護センターや保健所、動物病院に配備されているリーダーといわれる機械で番号を読み取ることができます。番号と登録されている情報を照合することにより、家族のもとに戻ってこれる可能性が高くなります。

  • 小島動物病院アニマルウェルネスセンター|マイクロチップリーダー
    マイクロチップリーダーでの読み取り

マイクロチップの装着が義務化になるかも

ヨーロッパ各国を中心に、犬へのマイクロチップ装着の義務化が進んでおり、日本でもその動きがあります。また「動物愛護管理法」では、すでにわんちゃんやねこちゃんなどの飼い主は、自分の所有であることを証明するために、マイクロチップの装着などを行うべきと定められています。
埋め込み施術が獣医療行為として適切に行われている場合は、問題となることはほぼなく、安全性が高いといわれています。

エキゾチックアニマルについては、ご相談ください。

エキゾチックアニマルとは

東日本大震災から考えるマイクロチップの装着と登録

2011年3月11日に起こった東日本大震災。この震災をきっかけに、マイクロチップの重要性が見直されることになりました。
新潟市秋葉区でも、災害がなかったとはいえ家が大きく揺れ、余震がつづき、毎日流れるニュースに悲しみ不安な毎日を過ごしました。緊急地震速報が鳴り地震が起きると、動物が怖がり精神的に不安定になる、部屋の隅に隠れて出てこないというお話をたくさん聞きました。現地では、動物と車の中で過ごした、片時も離れないようにしたというお話を聞く一方で、動物が生き延びられるように放された方も多くいたようです。後者の場合、迷子になったり、保護されても飼い主が分からないままになってしまったといいます。
マイクロチップは、GPS機能があるわけではないので、居場所を探し当てることは残念ながらできません。しかし、動物も家族も無事だったとき再び会えるために、また、家族だと証明するためにマイクロチップは有効な手段になります。
災害はもちろん、もしものときの準備として、マイクロチップの装着と登録を行いましょう。

当院では、マイクロチップの装着および日本獣医師会への登録を行っております。